将棋 (2006.4.15)

  • 佐藤康光のファン。扇子はプチ家宝。
  • 実戦経験は希薄で、見て少し分かる程度。 将棋倶楽部24にて修行中。
  • 「将棋世界」は熟読。日本将棋連盟のページのチェックは日課。


  • 将棋倶楽部24の公式戦”名人戦”に参加。
  •   予選8級aリーグ17勝11敗、勝ち点62の13位で本選進出。

      本選7級b西リーグ3勝8敗、勝ち点17の5位で終了。

      東西戦くじにはずれ、香車獲得ならず…

     勝てない相手は無いと感じたが、期間内に昇級するくらいの勢いじゃないといかんなと思う。現在718勝677敗の10級。最高レートははるか遠く…(2006.4.15) 

  • 現在553勝515敗の9級。相変わらず雁木&相振り飛車で……っと。この1年はまるで進歩が無いって事やね。なんとなく、局面のポイントが理解できるようになった代りに全力で読む真剣さを失ったような気もする。序盤から一気に押しつぶされる事も無い事も無いけど、そういうのはまれ。誰もが言う事だけど、勝ちたければ終盤を鍛える事です。もう間違いないです。あと、勝ち負けは別にして、強くなった方が、将棋の内容が面白いです。これも間違いない。(2005.2.2)

  • 現在374勝344敗の9級。相変わらず雁木&相振り飛車で、相振りで少し貯金して雁木で吐き出す感じだ。どちらの戦形でも中盤はまずまず指せていると思うのだが、あまり堅く囲う事をしないためか逆転負けも多い。最近の指し方で変わったことと言えば、雁木で7九玉と寄る手をやらなくなった事くらい。最新の鈴木流相振り飛車は全部向かい飛車だそうだが、中飛車には三間飛車の方が指し易い気がする。9級まで来ても、筋違い角、早石田、原始棒銀等の奇襲派は結構いる。最低限の知識はあるので、一方的に潰される事は無いのだが、有利になったとしても、その後の指し方に苦慮する。奇襲派の皆さんはそういう部分の経験が豊富なので勝てるのであろう。棒銀失敗後の指し方なんて本に載ってないもんね。あと、5寸桂盤セットを購入。定価の半額以下だったので少し怪しいと思ったが、何の問題も無い。満足。(2004.2.6)

  • 10級昇級後の苦闘の結果は286勝278敗。12級…。指し始めた頃の全局雁木時代とRが変わらないなんて信じられない。終盤の逆転負けは良くあることで、まあ仕方ない。しかし、12級相手に完全に作戦負けから攻めを切らされたりするのもしばしばある。どうも自分の上達のスピードより、周りのほうが速いような気がしてならない。5六銀型、三手角、袖飛車雁木はやらない方が良いかもしれない。金無双から矢倉に組み直すのも難解。結局、多少の形の違いにとらわれず、強引にでも基本の攻めを敢行するのが有効のような気がする。まさか研究されてるわけではあるまいな?(2003.10.3)

  • 将棋倶楽部24で指し始めて苦節半年。ついに10級昇級。196勝181敗。どうやら私には将棋の才能は無いようだが、これだけやっていればだんだん巧くなって行く感覚が感じられる。雁木or相振り飛車だと慣れている人がほとんどいないようで、似たような局面がほとんど表れないのが面白い。とりあえず他の戦法を試す気にはならない。(2003.6.24)

  • 名人戦第三局の大盤解説を聞きに大阪の将棋会館へ行く。封じ手クイズに正解するも抽選に敗れる。そしてその封じ手を指した局面が投了図という意外な結末。解説者泣かせの展開にも延々としゃべり続けた谷川王位はやっぱええひとやなあと思った。それにしても将棋は難しい。8八玉や4七金があまり良くなかったようだが、それに変わる良い手が見つからないまま。1日目の少し有利に見える局面が、実は負けだったということもあるのか?(2003.5.9)

  • ○が棋王に。全く予想してなかった。先手番全勝の25連勝を打ち破ったボーナスといったところか?あいかわらず中座飛車もゴキゲン中飛車も多いが、最近ますます超急戦が増えてきてる模様。雁木と相振りしか指さない私には遠い世界である。基本的に角道開け合って角交換しないってのが出来ないのよね。(2003.3.21)

  • A級順位戦の最終局の中継は年に一度の楽しみである。中継のあった終盤において、妙手や逆転が起こった訳ではないが、先崎学と田中寅彦の素晴らしい解説のおかけで、なかなか面白い番組になった。特に田中寅彦が島ー三浦戦の解説で思わしい寄せが見つからない局面を並べた上で、矢内を指差して、ある?と聞いた場面なんて最高だ。あと、島が脇息を自分の体の前に置いて寄りかかって考えるという見たことの無い光景を見れたのも収穫。でも康光は敗退…。(2003.3.2)

  • 王将戦0-4で失冠。途中までリードして、逆転勝ちをくらうのは良くあることだが、今回はほとんど勝ちの局面の無いままの完敗ということらしい。順位戦は有望で、佐藤ー森内のタイトル戦は大いに楽しみだが、もしプレーオフになったら、またヤツがやってくる可能性が大いにある。なんとかならんのか?(2003.2.14)

  • 富岡英作八段と言えば、将棋に興味を持ち始めた頃、将棋マガジンにて気の効いたエッセイを含む講座を連載していた事と、団鬼六の小説にちらっと出てくる事から、その穏やかで実直な感じの人柄に密かに好感を持っていたのだが、肝心の将棋については10年くらい前が全盛期で、現在は目立った活躍のない中堅棋士というのが一般的な見方であろう。その富岡八段が今日のNHK杯で、タイトル戦6連勝中で過去の対戦成績が5連敗の羽生に勝った。ちょっとびっくりである。身体能力とか運の要素の無い、純粋なゲームであるにもかかわらず、スポーツのようにマイナーな棋士では羽生に絶対に勝てないように思ってしまうのだが、実際には誰にでも勝つチャンスは存在するのである。そう考えると、逆に羽生ってすごいなあと改めて思う。(2003.2.2)

  • 竜王戦第7局、受けてもダメな局面で受けなかったのが勝因であり、羽生の勝負強さを表す一手ということだが、どうやら受けなかった局面でも羽生の負けらしい。結局、馬を捨てた一手が悪手であり敗因というのが正解ということだ。しかしまあその局面に至った手順にとらわれず、常に最善手を指すなどという事は出来ることではないね。阿部の強さ、羽生の恐ろしさ、将棋の難しさが感じられる良いタイトル戦だったと思う。(2003.1.11)

  • 現在54勝50敗で12級。全然進んでいない。あいかわらず雁木を目指してはいるが、むしろ、右四間飛車、三間飛車、原始棒銀等の超急戦に引きずり込まれている事の方が多い。自分で言うのもナンだが、横歩取りとか相掛かりやってる人いるのだろうか?他人の将棋を観戦していても一度も見たこと無いぞ。(2003.1.11)

  • 将棋倶楽部24にてネット将棋を始めた。13級から30局戦って、現在18勝12敗で12級。思ってた以上に厳しい。いつもの四間飛車でもやってれば、最初は勝ち進めるだろうと思っていたが、中盤はむしろ不利になり5分の星しかあげられない。そこで雁木を指すことにした。相手が矢倉だろうが振り飛車だろうが、とにかく雁木に囲ってしまう。すると、結構中盤有利な局面も現れる。普通の戦形では経験の差がでるので、ちょっと変わった戦形を使う方が良いらしい。終盤力があればもう少し勝てる気はするけど、それ以上は無理って感じ。(2002.12.24)

  • 幸運にも大崎善生ー先崎学のトークセッションを聞くことが出来た。内容の半分は両者の本と将棋世界で既に知ってる事ではあったが、さらに踏み込んだ人物評等が聞けてなかなか面白かった。特に森下卓は気合で指す、升田幸三は現代の棋士よりはっきり弱い、ネットで指してるプロ棋士は40人くらい、3年以内にめちゃ強い新鋭が現れるといったあたり。さらに、竜王は阿部がとるとの事。(2002.12.12)

  • 竜王戦第一局。千日手の後、千日手。阿部隆もやるもんだね。しかし、一局目の中飛車は打開策が無いから千日手にするしか無いというのは分かるが、二局目の相菊水矢倉(?)に前例が無い(?)ってのが驚きだ。これじゃあ矢倉に限っても未研究の局面はいっぱいあるんだろうなあ。(2002.10.25) 

  • データでよむNHK杯トーナメントにて、穴熊の採用率、勝率についての考察をやっていた。時間の短いNHK杯のような棋戦では、玉が堅い穴熊のような戦法が有利という認識が一般的であろう。過去10年での一般棋戦での穴熊の採用率が19%、NHK杯では23%というのは、棋士も時間の短さを意識している表れと言えよう。しかしながら、意外な事に居飛車穴熊の勝率は一般棋戦が63%、NHK杯が57%と一般的な認識とは逆なのだ。そして、先手でも後手でもほぼ同じ勝率というのも意外である。振り飛車穴熊については、NHK杯の先手だけが高い数字を残している。でも57%だから、先手の平均より少し高いだけだ。結局、NHK杯では穴熊にはそれほど期待できないと読み取るのが正しい見方である。島も鈴木も結論が間違っている。細かく言えば、相居飛車穴熊とか居飛車対振り飛車の相穴熊の分類をどうするかという問題もある。穴熊を目指したが藤井システムにつぶされた場合も多いだろうし、過去10年だから、藤井システム前と後のデータが両方含まれている事になる。さらに精密な分析を期待したい。(2002.10.13) 

  • 王座戦康光3連敗。やっぱ羽生って強いのね。中盤で攻めが切れて完敗という感じばかりのようだ。その後、15分および5分切れ負けのリーグ戦を行って、5勝3敗。実際にチェスクロックで対局してみると、ほとんど考えている時間が無い事に気づく。また、プロの将棋を眺めてると、なんとなく分かった気になるが、素人同士ではそんな局面は現れない。美濃とか穴熊に囲う前に棒銀で破られてしまっている。常に駒得しか考えないので、詰ます事が出来ない。真面目に勉強しようかと思う。とりあえずは棒銀を完璧に受ける事からだ。(2002.10.9) 

  • 谷川王位誕生。初めてみる羽生3冠である。しかしながら、今期は谷川戦以外は勝っているため、特に不調というわけでもないらしい。王座戦は予想通り天下分け目となるが、王将戦あたりですぐにリターンマッチがあるかもしれない。まさか棋王戦でがけっぷちに立つことはないだろうと思う。昨日、今日とまともに実戦を行って2勝1敗。しかし、3戦とも8筋を破られて途中不利になっている。プロ将棋が遥かに遠い事をあらためて感じた。(2002.8.29)

  • 王座戦挑戦者決定戦、康光勝利!よしよし。藤井システムの玉頭攻めをまともにくらいながら勝つ。こんなの私にゃ一生できないね。王位戦第3局、谷川勝利。2冠を持って3冠への挑戦になりそう。将棋を見始めた時は既に羽生5冠だったから、こんな状態は初めてである。おそらく羽生の力が落ちたのではなく、各棋士が終盤のマジックをくらわないだけの力をつけたというところだろう。ほとんど互角と言われながら、タイトルを圧倒的に取り続けてきた事の方がよっぽど不思議である。(2002.8.7)

  • 棋聖戦第5局、康光勝利!棋聖ゲット!2冠王!!竜王戦は敗退したものの、次の王座挑戦者決定戦を勝てば、2冠を持って4冠への挑戦。勝てばほぼ頂点に並ぶ。こういう多極化の状況自体が楽しいのだ。(2002.8.2)

  • 9七歩から9六歩は高度な手待ちということらしい。予定変更でもなく、ワナを仕掛けたわけでもない。むしろこの局面での最善手に近いらしい。多分ね。こういうの見ると、必ず必勝法があるゲームにもかかわらず、その発見にはほど遠い気がする。あるいは両者手待ちの千日手が結論なのかなあ。(2002.7.20)

  • 棋聖戦第4局、康光勝利!何らかの理屈はあるんだろうけど、9五香に対して、9七歩と受けたのに、すぐあとで9六歩とはまいった。どんどん将棋が面白くなってる気がする。あと1勝で棋聖。あと1勝で王座挑戦。(2002.7.18)

  • 棋聖戦第三局、康光勝利!三度も歩を成り捨て時間稼ぎして読みきる。緻密流などという冷たいイメージではなく、気合と根性がエピソードににじみ出てくるあたりが実に魅力的だ。長い長い羽生時代の中、羽生以外で2冠を取ったのは谷川の名人・竜王時代のみ。王将の防衛戦はぜひとも2冠で、いや4冠でのぞんで欲しいものである。(2002.7.5)

  • 本が好きで、将棋も好き。将棋関係の読み物は大好き。特に河口俊彦「一局の将棋一回の人生」は傑作。将棋の棋譜を見ても、何がすごいんだか分からないが、名解説が付くと話は別。熱い本である。大崎善生「聖の青春」「将棋の子」、島朗「純粋なるもの」、団鬼六「真剣師小池重明」といった棋士の人生を描いたものも良い。先崎学「世界は右に回る(フフフの歩)」は最高のエッセイだが、将棋世界に連載していて本になってない名文が埋もれている。村山聖への追悼文ともども本にして欲しい。(2002.6.27)


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