「ふるさと兵庫50山」全登頂達成への軌跡 (2005.8.28)


 2005年8月、私あいききと相棒Mは「ふるさと兵庫50山」全登頂を達成した。
 振り返って、ここに達成までの軌跡を記してみようと思う。


はじまりから富士山まで

 そもそものきっかけは、相棒Mに富士山に登ろうと誘われた事だった。出不精でスポーツの苦手な私だが、小さい頃はちょくちょく近くの山に登っていた。大きくなってからは、全く山登りなんてしていなかったのだが、山登りならばやってみようかなと思った。
とは言え、富士山は日本一高い山。いきなり登れるとは思えない。それなりのトレーニングは必要であろうと考えた。
 でも最初は「ふるさと兵庫50山」では無かった。まずは近所の山、そして「山のアルバム」というサイトの山から適当に選んで登り始めた。

1.最上山、まずは実家から一番近い山。暑さにはまいったが、子供の頃の印象よりは全然速く登れた。これはいけるかもしれないと思った。
2.黒尾山、まだ意識していなかったが、50山登頂のスタートである。これはさすがに最上山とは勝手が違った。途中で息切れがして足が止まった。下りで道を間違えて藪の中を進んだ。後で疲労性の頭痛がした。でももう止めようとは思わなかった。もしいきなり雪彦山とかに挑戦してたら、50山の達成は無かったかもしれない。なお、この時からデジカメを持ってきて登山記録を残し始めた。まだ普通の運動靴で登っていた。
3.明神山、このページの製作はここから始まる。
5.氷ノ山、兵庫最高峰は早々と達成。下山時に夕立が来てびしょ濡れに。
6.七種山、道に迷い、2度も転ぶ。
8.高御位山、炎天下のハゲ山はかなり危険。新人T現る。
10.大山、プレ富士山として、兵庫県を出て日本百名山に挑戦する。延々と続く階段、台風の接近、登山客の大群。兵庫50山とは別世界であった。
11.富士山、ついに目標の山へ向かう。この山は褒められすぎているという印象もあったが、やっぱりこの山は美しい。単に一番高いだけではない。登らないといけないとは言わないが、登って報われる山だと思う。晴れた日にもう一度登りたい。


数をかせぐ

 本来は目標達成で登山プロジェクトは終了なのだが、この頃にはすでに50山制覇が目標に変わっていた。続けて登る事にためらいは感じなかったと思う。

12.雪彦山、50山の中で斜度が最もキツイと思われる。本気で力を入れて鎖を登らないといけないのは50山の中でもここだけである。
14.六甲山15.摩耶山、という風な頂上めぐりドライブでどんどん数をかせいでゆく。山歩き愛好者では無く、頂上マニアであると嘯く。
19.千ヶ峰、頂上の人の数は50山の中でナンバーワンだろう。頂上は広くてなかなか整備された山なので、人気があるのは分かるが、ここだけが特別に良い訳ではない。何ゆえこの山だけ人が多かったのかは今も謎である。
20.諭鶴羽山、この山は距離はそこそこあるが、ゆるやかで楽なハイキングコースである。しかし、登山口への道なき道を突き進む魔の諭鶴羽ダム迂回という大イベントが印象深い。
23.丹生山、一番山を登っているのは、相棒Mの運転するサニーである。本来、登るべきでない林道でも行けるところまで突き進む。しかし、この山をほとんど登った普通乗用車はこのサニーだけではないか?
34. 段ガ峰、なだらかな尾根をのんびりと歩く。そんな山歩きの良い所を味わえる山はなかなか無い。林の中を進むだけというのが大部分なのである。そんな訳で、この山は個人的に高い点数を付けたい。


毎月1山。継続は力なり。

 ややペースダウンするも、こつこつと消化してゆく。相棒Mはむしろペースアップして一人で突き進んでゆく。

38.須留ヶ峰、頂上まで2時間以上かかる。総じて北の山ほど頂上が遠い。
41.石鎚山、西日本最高峰を極める。これほど綺麗な山は兵庫県には無い。2000m近い緑は1000mの緑とは別物なのである。
55.三川山、頂上は遠く、緑は生い茂る。頂上まで2時間20分。危険とか道に迷うとかいう要素は無いが、最難関の1つだろう。
62.竜ヶ岳は雪山だった。雪山へは行かない方針なのに油断していた。
68.妙見山、最後にして唯一の断念。そしてリベンジ。

 

以上、3年と2ヶ月の大イベントだった。
ほとんどすべての山までの運転と頂上までの先導をしてくれた相棒Mに感謝を。
ありがとう。
チームキャラボクの一員たるAとTにも感謝を。

そして、よくやった!私。えらい。